2012年3月28日水曜日

故郷を思う

お世話になった旅館の人に送られて
バスにて一昨日の場所へ。

日本で二番目に長いと言われるトンネルくぐりながら日本のふるさとを思う。


昨日隣町の集会に連れて行ってくださった平田さんと夜中のラーメンを食べにまた40分車に乗ってお出掛け。さらに一時間、沢山のトンネルをくぐり抜けまた小さな山間の村に戻ってきました。

コンビニへも車で15分。
自動販売機で缶コーヒーを買おうと思い立って車で20分。
16時にはお店が閉まる。
朝は3時4時から除雪作業。

そんな村は世界遺産と言えども、
観光客にとってはただの通過地点に過ぎない。

多くの観光バスは道の駅に止まりはするがツアー客は30〜60分でその村を観て回り、沢山のおんなじものが置いてあるお土産さんに寄って、バスで別の温泉街へ。

その客たちが買ったお土産品も隣の有名観光地の商品ばかりで、その村名物では決してないことが多くある。

GS暮らしっく。

世界遺産になってインターが出来た。
日本で二番目に長いトンネルが出来た。
観光バス発着所が出来た。
外観を損ねると、世界遺産になってからずっとあった個人が置ける駐車場もこの三月で封鎖されそこにまた新た何かを建てるらしい。
もちろん、世界遺産らしいもの。
新しい計画もある。
その村のオリジナルのお土産をつくろう!
そこに生まれた方がそこの歴史や生物の生態を知る集会。

だけども、観光客がいる時間はちょっとだけ。

私、でも思います。

この村の文化遺産ていうのは観た目だけじゃない、その土地の持つ時間なんだなと。
その都会とは違う素朴な時間が、世界遺産を今日まで残してこられたんだ。


眼には見えない、
説明できない、
具体的なものじゃないから消えていってしまうかもしれない、
だけど、確かにそこにある、

そういうものを絆というのかな。

それは、きっと私の住む町にもあるはず